文章のコピーペーストの効率アップ!「クリップボードの改行をカンマに変換するシステム」導入事例
不動産業界にありがちな「手間」を解消する新システム
まずは単純でわかりやすい事例から紹介していきます
このシステムは、どちらかというとシステムというほどの大げさなものではなく、ちょっとしたプログラミングで作れる程度の小さなアプリです
しかし当社の業務の上では欠かせないアプリとなりました
不動産業界では、他社の物件情報を自社サイトに掲載する機会が頻繁にあります
しかし、この作業には小さな手間が多く、不動産会社の事務員や営業担当者にとって悩みのタネでした
例えば、他社のウェブサイトから物件情報をコピーして自社にペーストした際に、文章内に余分な改行や空白ができてしまうことがあります
この修正には地道な手作業が必要で、1日に何度も発生するため、日常業務の負担にもなっていました
なぜこのシステムが必要なのか
業務の効率化を行うとき、時間の計測は重要です
実際測ってみると、案外時間のロスが少なかったということもあります
以下の図は、当社(若狭不動産)の賃貸物件の掲載ページです
空室アパートの情報がこのように左半分に掲載されています
その中の「ビレジ本郷C棟101号室」の内容をコピーして、Windowsのメモ帳に貼り付けてみます
すると以下の図のようになります

元のホームページでは表形式になっていた内容が、メモ帳では改行されています
賃貸の不動産業では、他社の物件の詳細内容を自社のホームページに載せることがよくあります
しかし自社のホームページに載せるとき、物件の詳細については改行は入れてはならなかったり、改行をそのままいれるとおかしな表示になってしまったりしまうので、これらの改行は消して、代わりにカンマや読点に置き換える必要があります
以下のメモ帳のように、読点で各要素を区切ります

一度そのまま貼り付け、その後手作業で改行を消し、読点に置き換えていきます
今回これらの文字の変換にかかった作業時間は45秒でした
実際は項目はもっと数が多く、50項目くらいあります
今回は16項目なので、約4倍すると180秒でしょうか
そして当社の作業ではこんな項目の塊が3つくらいあるので、180秒×3で540秒です
そしてこれは物件1つあたりの作業時間ですが、実際は物件は50くらいあったりします
するとかかる時間は540×50で27000秒となり、7.5時間かかります
こんな作業が2,3日に1回くらいあるので、とてもやっていられません
時間があまりにも無駄すぎます
文字列の置換はメモ帳や他のテキストエディタでも用意されています
しかし残念なことに、「改行を読点に変換する」という作業はできないのです
読点は入れられますが、改行を入れることができないのです
他の文字列であれば「置換」を行えばすぐにできるのでしょうが…
手作業を自動化!「改行をカンマに変換するシステム」の導入
この課題を解決するために、「コピーした内容の中で、改行をカンマに自動で変換するシステム」を作りました
その内容は以下のとおりです
まずアプリを立ち上げます。
その後コピーのショートカットである「Ctrl C(Ctrlキーを押しながらCを押す)」で文章をコピーすると、クリップボード(コピーした文章が入っている部分)の中で、すべての改行を読点に置き換えます
その後、貼り付けのショートカットである「Ctrl V(Ctrlキーを押しながらVを押す)」で貼り付けると、すべての改行が読点に置き換えられた状態で貼り付けられます
作業が終わったら、エスケープキーを押してアプリを終了します
アプリを使ったときの作業時間は、2秒でした
45秒が2秒に短縮されました
作業時間が約20分の1になりましたので、7.5時間かかるはずの作業も、約20分に短縮されました
パソコン上の単調作業は、時間がかかるだけでなく、非常にストレスのあるもので、疲労が増えます
アプリの開発で単調作業を避け、さっさと別の作業に移ることができ、私自身も大変満足しています